ポルトガルはヨーロッパ諸国の中でも比較的に言語の統一性を有する国であり、アソーレス、マデイラ諸島を含むすべての領土においてポルトガル語が公用語として用いられています。
今日、ポルトガル語話者数は1億7000万人から2億1000万人と見積もられており、世界で6番目(西洋の言語の中では、英語、スペイン語に次ぎ3番目)に多くの話者を有する言語の地位を占めています。現在、7カ国、アンゴラ(人口1030万人)、ブラジル(人口1億7460万人)、カーボ・ヴェルデ(人口34万6000人)、ギニア・ビサウ(人口100万人)、モザンビーク(人口1530万人)、ポルトガル(人口990万人)、サントメ・プリンシペ(人口12万6000人)東ティモール(人口88万人)の公用語となっています。
1999年まで中国領ながらポルトガルの行政の管轄下にあったマカオでは、北京語とならびポルトガル語が公用語として採用されていました。しかし、実際には行政上の言語として一部の人々の間で使用されていたに過ぎませんでした。
ポルトガル語は、1986年にポルトガルがヨーロッパ連合(EU)に加盟した際、同機関の公用語のひとつとなりました。ブラジルが参加する南米南部共同市場(MERCOSUL)の発足により、ポルトガル語は同機関に加わるブラジル以外の国々において教えられる外国語となりました。1994年、ポルトガル語の正書法の統一と普及と加盟国間の文化的交流を深めることを目的として、ポルトガル語公用語諸国の間でポルトガル語諸国共同体(CPLP)が創設されました。
ポルトガルの北東部に位置するミランダ・デ・ドウロでは、地域的、象徴的、社会的、歴史的なポルトガル語以外の言語ミランダ語が存在します。長らく公式の言語として認められてきませんでしたが、法律1999年第7条によって、約15000人によって使用される同言語はポルトガルにおける公用語のひとつであることが宣言されました。
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